編集さんからオーケーいただけたので、過去作の小ネタとか細かい資料とかをぽろぽろしていこうっていう不定期すぎるコーナー。
HP作ったは良いけど乗っけるネタがないがゆえの苦肉の策……というわけではない。
……ないんですって。
とまあそんなこんなで、第一回はデビュー作のウォーロック・プリンセス。
同人誌でやってたファーリの戦歌と同じ世界観のこちら、今でもお気に入りであわよくば世界観をリバイバルしたいなとか思ってるタイトルです。
戦車+ファンタジー、いいですよね(強要)。
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で、小ネタと言っておいてなんですがそんなにネタがあるかと言えば……まずは、制作時の資料的なモノを載っけてみたり。
商業一発目であったこともあり、勝手が分からないところも多かったのでとりあえず送っとけとばかりに編集さんにお送りしたキャライメージ画がこちらになります。
……若気の至りというかなんというか。これをブラッシュアップして下さったイラストレーターの九(いちじく)先生にはつくづく足を向けて寝られません。本当に有難うございました……。
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で、小ネタ。
それほど広げた風呂敷はなかった気もするんですが、あえて言及すべきとすれば、兵器の名称の部分でしょうか。
読んで下さった方々はご存知と思いますが、ウォーロック・プリンセス(以下WP)に登場した兵器……というか主に戦車のネーミングはすべて実在の名称と共通しています。
理由としては単純に、「その方がわかりやすい」というところが一点。
もうひとつの設定上の理由としては、あの世界の兵器が全て、私達の世界で実在した兵器群をもとに模造されたものだから――というところだったりします。
WPの方ではあまり触れていなかったような気もしますが、実はWPの世界は一度大きな文明崩壊が起こった後に再興した文明を基盤として、「発展しなおした」世界です。
科学という人類文明の礎を喪った代わりに、魔術と呼ばれる新たな光明を得た再興文明。
そんな世界で彼らが滅びた先史文明の遺物、遺産を利用するのは当然の帰結でした。
先史文明の遺跡などに遺されていた色々な書物、資料を集めに集めて「魔術」との組み合わせで再現しなおしたもの――それが彼らが使用している兵器であり、そんなルーツであるがゆえに、原典の資料に記載されていた名称をそのまま利用して名付けていたりするわけですね。
とまあ、そんな理由からティーガーだの4号戦車だのが跋扈しているかの世界。しかしながら主人公・ユーリの所属する中立国家スヴァイゼの兵器を見ると、実はここだけオリジナルな名称となっていたりします。
その理由は……まあ、色々と考えてたり考えてなかったりした気もするんですが。
こういうことは盤外で語りすぎても芸がないということで、今回はこのへんで。
ではでは。
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